乳腺症の症状の1つ 痛み
女性特有の病気として知られる乳腺症。
症状として最も強く上げられるのが、痛みと言われています。
乳腺症を発症した際に起る痛みの特徴は、疼痛と呼ばれる物で、言葉に表すと、チクチク、ズキズキ、ジンジン等が当てはまるでしょう。
ずっと痛みが続くのでは無く、生理前などの特定の周期になると、こうした疼痛が表れて、徐々に痛みが薄れていくという、一時的な痛みである事が多いと言われています。
痛み方や痛みの周期には個人差がありますが、年齢を重ねるごとに痛みが強くなる事も多く、閉経をすると、痛みが一切なくなることがほとんどです。
一定の周期で表れる為、そこまで問題視する女性も少なく、生理前などの特定の周期は、ただただ堪え忍ぶという肩も多いでしょう。
痛むポイントも個人差があり、片頬の胸だけが痛む、両方の胸が痛む、乳房が痛む、一部だけ痛むなど、痛み方が色々とあります。
同じ人でも、その月によって痛むポイントや痛み方が変ると言う方も、少なく無いようです。
乳腺症のしこりについて
乳腺症では痛みの他にも、胸にしこりが出来ることも多いでしょう。
このしこりは、女性ホルモンの影響を受けて乳腺組織で増殖した、のう胞、繊維性組織と呼ばれる物です。
顆粒状の小さなしこりもあれば、大きなしこりが出来る方も居り、しこりの数も、大量にある方も居れば、1つだけの人まで、非常に様々な状態があるでしょう。
また、しこりは触ると痛みを感じると言う方が多く、中には、しこりを触らなくても痛みがあるという方も少なくありません。
更に、しこりが全く出来ないという方も居ますので、しこりに関しては、人によって千差万別であると言えるでしょう。
必ず産婦人科医を受診しましょう
乳腺症を発症している方は、実は少なくありません。
症状の現れ方が人によって異なりますので、乳腺症を発症している事に気がつかず、日々を過ごしている女性も多いでしょう。
ただし、乳腺症とよく似ている病気で危険なのが、乳がんです。
痛みやしこりなど、初期症状は完全に一致しますので、万が一見逃してしまったら、命の棄権があると言えます。
痛みがある場合は、体が何らかのSOSを発生しています。
乳腺症だとしても構いませんので、必ず我慢をせずに、病院で診察を受けることが重要です。
また、初期の乳がんと乳腺症が間違われることも多く、気がついたときには手遅れになることもあります。
必ず病院は一カ所では無く、セカンドオピニオンを受けるように心がけて、本当に安全かどうかを見極めることが大切です。
体のSOS信号を見逃してしまわないように、日頃から体調管理、自分のチェックをしっかりと行ってみて下さい。