歯が痛い…三叉神経痛ではありませんか?

シニア女性2人

年齢と共におこる病気

年齢と共に私たちの体は、どうしても老化現象を起してしまいます。
見た目でしわやたるみが起きる老化現象もあれば、私たちの目では見えない体の内部で何かしらの老化現象が起きている可能性もあります。

表面的なものはすぐに気づくことができますが、内面的なものはなかなか気づかないことが多いです。
中には症状がはっきりしていても病名が診断しにくい病気もあります。
その一つとしてあげられるのが、三叉神経痛です。

三叉神経痛とは顔に強い痛みを感じる病気です。
人によっては歯やあごが痛いと感じ歯医者に行く人もいます。

主に50代の頃に起こりやすい症状と言われています。
男性よりも女性の方が2倍近くなる可能性が高い為、年齢や性別が当てはまる場合は注意が必要です。
このような病気があるという事を知っておくだけでも、もしかしたらと可能性があるかもしれないと早く病気の診断ができます。

三叉神経痛という病気

三叉神経は、顔の痛みを伝える機能の事を指します。
その神経に問題が生じてしまうと、顔に一瞬走り抜けるような痛さを感じます。
小さな痛みが一定期間じわじわ起こるというよりも、激しい痛みが一瞬起こるのが一番の特徴です。

ただし注意が必要なのは、人によって痛みのきっかけが異なるという事です。
洗顔をしている時、顔を洗っている時、髭を剃っている時など顔に触れたことがきっかけで痛みを感じる人もいるでしょう。
その他にも食事中に咀嚼している時、冷たい水を飲む時、歯磨きをする時などに痛みを感じる人もいます。
人によって痛みを誘発させる行動が異なる為、なかなか三叉神経痛だと思わない人が多いです。

三叉神経痛の診断

三叉神経は顔に関する痛い、冷たい、暑いなどの症状を脳に伝達する働きがあります。
この神経に異常が起きた場合、顔に一瞬だけ強い痛みを感じるのが特徴です。

この病気の見分け方は難しく、症状をしっかり伝えなければ医師も正しい診断をすることができません。
それは人によって痛みを感じるきっかけが異なるからです。
顔がいたいという症状は同じでも、顔を触った時、口のなかに衝撃を感じた時、鼻を触った時など理由が人によって異なります。

そのためそのようなことがきっかけで痛みが出るのか明確でなければ医師も判断しにくい病気です。
なかでも最も特徴的なのが、鼻の横を触った時に顔に一瞬だけ痛みを感じた時は、三叉神経痛の場合が多いです。
一瞬の痛みでは無く、数分から数十分じりじりと痛みが来る場合は、同じ顔の痛みでも三叉神経痛の可能性はほとんどありません。
痛みのきっかけと痛みがどの程度継続するのか、症状を明確に医師に伝える事で早く正しい診断を下す事ができます。