日本人の死因
日本人の4人に1人はがんになるといわれています。
最近テレビなどでも芸能人ががんになるというニュースを耳にする事が増えました。
以前はそこまで聞く事が無かった病気がここまで広がったのには、日本人の生活習慣の違いが大きく関係しています。
一番は寿命が長くなったことです。
今までは寿命が短かったため、がんになる前に亡くなっていました。
しかし寿命が長くなったことで、がんになるリスクが高くなり、高齢者でがんになって最期を迎える人が増えました。
そしてもう一つの要因としてあげられるのが食生活の変化です。
日本人ならでは日本食よりも洋食が中心となりました。
糖質や脂質が多い食生活になり、野菜が少なく肉が多くなる食生活が増えました。
肉をとりすぎてしまうと動物性脂肪が増え、がんになるリスクが高くなります。
また動物性タンパク質は、発がん性物質を作り上げやすいという特徴がある事が解っています。
そのため過剰摂取するとがんになる確率が高くなります。
食事が与える体への変化は大きく、食生活を変えることで逆にがんを予防する事にもつながります。
がんの恐ろしさ
がんがこんなにも恐れられているのは、いくつかの理由があります。
一つ目は、初期症状が極めて少ないという事です。
よく健康診断や自主的に行ったがんの検査などで見つかったという芸能人のニュースも耳にします。
初期症状が少なく自分の異変に気付いた頃には、がんが転移して進行している場合がとても多いです。
また何かしらの異変に気が付いたとしても、風邪やほかの病気の症状ともよく似ているため、がんだと考える人が少ないです。
そのため見つかったころには、手が付けられない可能性も有ります。
二つ目は進行性が高いという事です。
この進行性は、年齢と比例する事が多いです。
なぜならがんは原発巣がありそこから違う臓器へと転移していきます。
その際に、血管新生を作り出しがん細胞をどんどん増殖させていくという特徴があります。
体の細胞が元気で若いうちは血管新生も作られやすい為、がんがどんどん進行してしまいます。
しかし年が重ねていくと細胞の動きも鈍くなり、がん細胞の進行も遅くなります。
がんの進行を抑える為には、血管新生をいかに抑制するのかが大事です。
がんを食べ物で退治
食生活の変化によってがんの発症率が高くなるのであれば、食生活を変えていくことががんの対策になるといえるのではないでしょうか。
そこでがんの血管新生を抑制する食べ物を積極的に摂取することがお勧めです。
日本食でよく使用される大豆や緑茶にも、がんの血管新生を抑制する働きがあります。
またオレンジ、イチゴ、クレープフルーツ、パイナップル、レモン、リンゴ、ブルーベリーなどの果物にも高い効果がある事が解っています。
わたしたちのからだは毎日食べている食事で成り立っています。
そのため、食生活を変えていくことで大きく体質を変える事も可能です。
がんになってもならなくても、体にとっていいものをバランスよく摂取することが大事です。